本日は、平造り脇差の彫の掃除から始める。
草の倶利伽羅、梵字、護摩箸が彫って有る。彫には打ち粉と油が詰まって居る事が多いので、先ずはこれを丁寧に取り除く作業をする。
彫はこれだけでも結構綺麗に成る事が多い。
ただ、平地に傷を付け可能性が有るので、手入れの際に彫の中を触るのは止めた方が良いと思います。
その後は、護摩箸の中を研ぎ、他の彫の中を青粉で綺麗に磨く。
護摩箸は、仕上げの作業の折り磨き棒で磨いて仕上げる。
その後は、大刀の作業に移り天然の細名倉を掛ける。
天然砥の場合、砥石の止まった部分の跡が強く付いて居ると内曇が掛け難く成るので、その辺りへの配慮も必要です。
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