樋の研ぎ。

　本日も細名倉砥を行う。研磨の作業は少しづつしか進まない地道な作業です。

　樋が彫って有る場合は、樋の中も研磨する事に成る。樋の巾ぐらいの細い砥石を手で持って研ぐ。砥石は基本的には、刀身に使うものと同じ種類で荒い物から順次細かくして行く。

　途中、砥石の目を取る為に磨き棒で磨き潰したりしながら作業を行う。

　前の工程との差が分かり難いので砥石目が残らない様に注意しないといけない。

　とても地味な作業なので、昔は弟子に入っての初歩の仕事として樋研ぎ3年などと言われた様です。